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2012.08.26

今週の「きらきら健康相談室」~動悸と息切れと不整脈~

動悸息切れ不整脈

 

この違いをよく聞かれるので少し。

 

まず、心臓は常に規則正しいリズムで

運動を繰り返しています。





ちょっと話に夢中になっていて

心臓止まってたわあ。。。




なんてことありませんよね。




そう。

心臓は無意識の中で生まれてから死ぬまで

常に生命維持の為の栄養素や酸素を血液と共に

隅々まで届けてくれています。




この無意識で・・・

というところが自律神経の働きです。

 

 

1日に全身に送られる血液の量は

ナントドラム缶40本分





それほど重要な臓器ですが

冠状動脈(心臓を養う血が流れているところ)に

コレステロールが溜まってくると

血管がもろく、細くなっていきます。





心臓は筋肉の塊ですが

激しく体を使うとそれだけ酸素やエネルギーを

消費するわけで




心臓は拍動数(血液を送り出す回数)を増やして

不足を補おうとします。

 

これが動悸です。

 

 

それでも酸素の供給が不十分なときは

無理をして呼吸を早くしながら補給しようとします。

 

 

この呼吸困難な状態が息切れです。

 





それでも無理を続けると

臓はオーバーヒート気味になり

不整脈などの症状が出ます。

 




健康な人でも興奮したり

激しい運動をすれば

息切れすることがありますが

これはそう心配はいりません。




それより散歩や体操など

軽い運動後の動悸や

階段をゆっくり上がっただけで起こる

息切れは注意しましょう。




手足のむくみや

体のだるさ

胸が苦しくなったりという症状が

伴うときは要注意

 

 

一度検査を受けてみましょう。





夜休んでいるときは

重力の関係で

心臓に血液が戻りやすい

状態になっています。




それだけ負担が大きいので

朝の動悸は貧血でも

同様の症状がでることがあるので

併せて注意しておきましょう。

 

 

【養生法】

 

☆十分な睡眠

☆ストレスの回避

☆コーヒー・紅茶・緑茶などカフェインを摂り過ぎない

☆喫煙を控える

☆過度の飲酒、運動を避ける

 

2012.03.01

「今週のきらきら健康相談室」~パタンと倒れる~

今日は就職に際して

健康診断でひっかりそうだという方の

ご親戚からの相談でした。




何せ、原因は不明だけれど

あるとき、突然パタン!って倒れるのだそうです。

 

本当に意識はあるのに

倒れていくからだを支えるために

手を出すこともできない状態。

 

わかっていながら

だるまのように倒れていくのです。。。と。




内定している企業は肉体的に厳しいが

本人がとっても希望していた職種だそうな。





高校のとき

親に苦労かけた分

今度は最大の親孝行って思って

すっごく努力して内定をもらったそう。




検診が厳しくて

もしこの奇病のことが知れると

内定取り消しになるかもしれないので

何とかしてやりたいというご相談。





******




お気持ちはとってもわかります。

憧れてやっと手に入れたもの。

 

うちも息子が二人(双子でもないのに同時にふたり)

今春、就職するので

お気持ちはほんとによくわかるのです。





でもね。

でもねー。




もし、このまま

ばれずに就職できたとしてどうなんだろう・・・。

 

検診が厳しいということは

かなり体力的にきつい職場だと思います。




だるまのように手足がでなくて

ばったりと倒れる。。。






これに病名はどうつけていいのかわからないが

いや、病気と言えるのかどうかもわからないが

それは身体が手も足も出したくないくらい

何もうごきたくないよーって

言っているとしか思えないのです。





あなたのからだはそう言っている・・・





としかお伝えできないのです。




親のためにも

この職業につかなければならない。

こうしなければ親孝行できない・・・





それは事実なんだろうか。




親は子供が倒れても

してほしいことなんてあるのだろか。






この仕事にしがみつくーっといった感情を手放した時

初めてこの仕事に就けるのではないかなーって思う。





「せっかくのチャンスなんですよ」

 

とご相談のご親戚の方はおっしゃった。





チャンスってなんなんだろう。





彼にとっての

本当のチャンスって何?




今、からだにしっかり向き合うことで

しないといけないと思っていることと

本当にしたいことのギャップに気づくことなんじゃないだろうか。





それが自覚できる顕在意識であろうと

潜在意識であろうとね。




今日はきらきらで送れなかったかもしれないなあ。




でも、彼にも

ご親戚の方にも

いつもきらきらでいてほしいと思った私。




でも私からお話できたことは

 

身体が手も足も出したくないくらい

何もうごきたくないよーって

言っているのではないですか?

 

 

それだけなんです。

2011.11.09

「今週のきらきら健康相談室」~どうしても飲んでくれないのです~

いつも講座などでお世話になっている保健師さんからの質問。 3歳の女の子で、お母様が結核に罹り、 予防内服(ヒドラジド120mg/日)を、 分1で6か月間、服用しなければなりません。 INH(ヒドラジド)は普通は錠剤ですが、 この女の子は散剤で処方されています。 しかし、薬の苦みで服用後、 嘔吐してしまい、服用できずにいます。 保護者の方は、ジュース、アイス、チョコレートで 苦みを消す努力をされましたが、効果はなくて困っておられます。 ************* ヒドラジド・・・ 本当に苦いから吐いているのだろうか? というところが私の一番気になったところです。 お母様が結核にかかられているということですよね。 3歳だったら 大変だってことに気づいているかも・・・ って思うのです。 小さいけれどわからないなりに 不安なんじゃないかなって。 この3歳のお子さんを一人の人間として 大人扱いしてあげたらどうかな・・・って。 苦味はココアかチョコレートが一番消えるので それでだめなら味の問題ではないかもしれないな・・と。 吐くという行為は「飲み込めない」という行為。 今の状況を飲み込めない・・・ もしくは飲み込みたくない・・・ そのお子さんが何故飲もうとしないのかの 本当の理由を知ることが大切だと思います。 お母さんは今、とっても大変なんだけど ☆それをその子にうつしたくないこと。 ☆飲んでくれることでその子の健康を守れるということ。 ☆飲んでくれることでこんないいことがあるということ。 ☆飲んでくれることへのうれしい気持ち 味でごまかそうとせず、 苦くてもきっと飲んでくれる 飲めることを信じているという 態度で接しられたらいかがでしょうか 期待されているとわかったら 実はちゃんと飲んでくれると思います。 是非、お試しくださいね。 さすがはお姉ちゃん・・・

2011.05.23

今週の「きらきら健康相談室」~未分化の細胞はたちが悪い~

昨年の夏、ある方が「私はジストかもしれないんです」

やってこられました。

 

正直ジストって初めて聞いた病名でした。

それもそのはず10万人に2人くらいの発症率で

専門医はほとんどいないという病気。




この方の場合は消化管の「大網」という腹膜の一部が

骨盤まで下垂して卵巣嚢腫と診断されて摘出手術を受けた。

 

ところがそれは卵巣嚢腫ではなく

悪性に移行する可能性の高い肉腫だった。




がんと発生要因が違うので

治療法も異なるという。

というか治療法はないと断言されたらしい。




また、悪性に移行することが多いため

この先どうなるかもわからない。

予後にも期待しないでほしいと・・・。




ここまでの話で

私の頭の中はパニック




いくら現在治療法がないとしても

あまりにも絶望的な話として伝えられている。




この方にとって

先生は命を握る神様と同じ。

 

私は言葉に詰まった。。。。




当時その方は

「私は父親を長い介護のあと見送って

子供も独立したし。

 

生きていく意味もないので

もういいのです。」

とおっしゃった。




生きていることに意味が見出せない人間が

この状況で生き抜くことはかなり難しいと感じた。




私はこう話した。

「私の師匠はがんは場違いという話をよくします。

がんに限らず腫瘍(固まったもの)ができるときというのは

おそらく今置かれている環境に

自分自身が違和感を持っているということではないでしょうか?



あなたはお父様を見送り

子育ても終わりに近づいておられるけれど

ご自身のやりたいことはないのですか?」

 

その方はとても仕事熱心で

まわりの方に対する気配りは半端ではない。

でもご自身を大切に

自分を軸に動いてきたことがおありだろうか・・・




そんな思いを私なりに伝えた。




その後

連絡がなくなり

私は無力感でいっぱいだった。




その方から8ヶ月ぶりに連絡があり

久々にお会いした。





とても表情も明るくて

「タッキー先生に言われて

私って他人のために生きてきたなあ・・・って

心の底から思ったんです。

 

そして思い尽くして

自分が自分らしくあるために

何がしたいか考えたら

不思議と次々といっぱい浮かんでみて

私・・・今、いい意味でとってもわがままなんです」

と笑っておっしゃった。




ジストについてはどうかとたずねると

不思議とPETにもCTにも映らず

どうやら全く大きくならずに済んでいるという。




「先生が首を傾げるんですよ。

あなたの肉腫は未分化の細胞が多く

これが悪性になりやすい傾向だと思っていたんだけど・・・。」って。




私はびっくりした。

 

未分化の細胞・・・

 

この言葉は先日のココカラ塾で

先生がお話されたばかりだった。

 

卵子が細胞分裂して

私たちの体を作ったのは

自分自身の欲求があったからだという話。





たとえば

光を見たいと思ったから目の細胞に分裂した・・・

というような具合に・・・。






何にもなりたくなかったら

卵子は卵子のまま・・

ゴムまりのような人間になってしまうんだ・・・って。






彼女の悪性になるかもしれないと思われた細胞は

自分が何になりたいかわからい細胞だったんだ。

 

 

彼女が生きる目的をなくしたときに

どうなっていいかわからない細胞が

そのまま分化されずに蓄積されて

肉腫とした彼女の胃に居座った。




だけど生きる目的を見つけた彼女には

もう未分化の細胞は存在しないのかも・・・・。





この話をシェアしたら

彼女は

「すごく腑に落ちた・・・。」

と涙を浮かべながら笑顔になった。






本当のところはわからない。

でも・・・

でも・・・

そんな話で彼女が腑に落ちたなら

もう、すでに自然治癒力のスイッチは発動したに違いない。

2011.02.14

今週の「きらきら健康相談室」~私、風邪ひかないんです♪~

今日は

冬場にお客様との対話に多い内容を簡単に




「私、もう何年も風邪ひかないんです」




という方。

 

要注意です




風邪を引かないのは

カラダが丈夫なのではなく

逆に「寒気」を追い出す力が足りないのです。




カラダに溜まった「寒気」を

排泄する薬はありません。

 

 

 

「寒気」を高めるためには

「血気」を充実させるしかないのです




この話は長くなるのでまた次回。

 

とりあえず

熱を出さないのはえらい!

という前に

「熱を出せたらOK」

ということを知っておいてくださいね。




おのころ先生に熱が出たというと

「おめでとう」と言われますよ。





ちょっと高熱が出るくらいの方が

カラダは充実してるということをお忘れなく・・・。


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