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2010.10.04

今週の「きらきら健康相談室」パート2~がんにお礼を言う~

C型肝炎が元で

肝臓がんに罹患したというお客様

 

「もう手のほどこしようがなくて

ただ手をこまねいて

痛み止めに終始してるのよね。。。」

 

あっけらかんとおっしゃる。

黙って座っていたら

まさかがんだとは思えないほどの笑顔。




最近

とってもいい治療法があると聞いたので

やってみようと思うんだけど

どう思う?




と聞かれた。




その治療法については

よく知らなかったけれど

どんな気持ちで受診されますか?




とお聞きすると

「ただ、何もしないのはいやだ。

 なんとしても努力したい!」

とおっしゃった。




私は思った。




治療に際して

がんと戦うのか・・・

それとも寄り添うのか・・・




この2つに一つ。

どっちを選ぶか聞くと

意味がわからないとおっしゃった。






がんは自分の中の不良の子。

よそから入ってきたウィルスでも何でもない。

輸血によってC型肝炎なる人もあるし

ならない人もある。





さらにがんになる人も

ならない人もある。






どうして

がんになってしまったのか?







がんは何を言いたかったのでしょう。





肝臓さん

あなたが我慢していたことは

何だったのですか?





しばらくして

こうおっしゃった。




「がんになって

いろんなことを考えたわ。

 

あなたの言うとおり

いろんなことを我慢して

私さえ我慢すれば・・・と

ずっと思って生きてきました。

 

 

まだまだやりたいことがあるんです。」




さらに続きます。

 

「ずっと戦ってきました。

いろんなものやことと

ずっと戦ってきました。

 

 

 でも戦わずに

 寄り添うという方法があるんですね。

 

 寄り添ってみようかしら・・・

 がんになっていろいろ教えてもらったわ。

 

 

がんに有難う・・・。

 

これって寄り添うことになると思う?」

 

 




十分寄り添っておられるように見えた。




その方のほほに一筋の涙







「あなたに会えてよかった」

 

 

私は何も答えていませんでした。

すべてお一人で出された答えでした。

 

 

これからは

がんにも自分の心にも

寄り添って治療されますように。。。。。

2010.10.04

今週の「きらきら健康相談室」~お薬手帳はラブレター~

今年はいろいろなところで

お薬の飲み方の話をしてきました。

みなさん、結構お薬飲んでおられるのですね。

高血圧、

脂質代謝異常(LDLコレステロール、中性脂肪)

糖尿病、骨粗しょう症・・・

慢性疾患でずーっと飲み続けているという方も

たくさんいらっしゃいます。

その方々に

「お薬手帳」お持ちですか

とお聞きすると、ほぼ

「持ってます」とおっしゃいます。

でもそれを

病院や旅行、ドラッグストアに行くとき

持って行ったり、見せたりしますか

とお聞きすると

ほとんどは「いいえ・・・。」

声がちっちゃくなります。

お薬手帳を携帯することのいいところは

複数の病院にかかっているとき

・お薬が重なるのを防ぐ

・お薬の副作用や相互作用をチェックする

旅行先での事故などの際、飲んでいる薬を把握できる・・・

などなどたくさんありますが

私が特に活用して欲しいのは

先生への「ラブレター」としてです。

先生に診ていただくまでの

2週間or1ヶ月、私はこんなだったのよと

お知らせするツールにして欲しいのです。

・なんだか同じ薬なのに血圧が段々低くなってるんだけど・・

・この薬を飲むと下痢気味で・・・

・最近、風邪でもないのによく咳き込むなあ・・・

・お薬が変わってから胸がどきどきするわ・・・

・息子が孫をつれて帰ってきていたので疲れが溜まって・・

など

自分が気になることを日付入りで

日記のように箇条書きでいいので書いて欲しいのです。

診察で忙しいお医者さまに

だらだら日常のお話をしても時間がかかるばかりで

本来聞いて欲しい内容がうまく伝わらないことも多いはず。

ドラッグストアに勤めていたときは

病院帰りのお客様に「さっき、先生に聞き忘れたんだけど・・・。」

と相談されることが多かったですよ。

せっかくの受診日に先生とうまく話せなかったんですね。

気づいたときに書いておくと言い忘れないし

的確に先生に自分の状態を知らせることができます。

上記のように書いてあると

・なんだか同じ薬なのに血圧が段々低くなってるんだけど・・

→血圧のために歩き始めて血圧が安定してきた

というような場合は効き過ぎていることもあり

お薬を変更してもらうことも視野に入ります。

・この薬を飲むと下痢気味で・・・

→抗生剤などでは副作用としてよくある症状です。

・最近、風邪でもないのによく咳き込むなあ・・・

→血圧のお薬で「咳」の副作用がでるものがあります。

・お薬が変わってから胸がどきどきするわ・・・

→コレステロールを下げるお薬で副作用の出るものがあります。

・息子が孫をつれて帰ってきていたので疲れが溜まって・・

→疲れやストレスが溜まると血糖値は上がりやすくなります。

という風に容易に推測できるのです。

病名がついたときから

自分の病気ではなく

お医者さまの病気になってしまっていませんか

何時に起きて

何を食べて

1日どんなふうに過ごしたか・・

なんてことは本人にしかわからないこと。

病気を治す力は患者の中にあるのです。

その力を引き出すのが医療者。

それならば

できるだけ自分の情報を

上手に伝えられる人になっておきましょう。

先生とうまくコミュニケーション取れていますか

先生にラブレター渡していますか

2010.09.27

今週の「きらきら健康相談室」~筋肉に話しかける

今日は以前にもお話したことが

あるかもしれませんが

筋肉の気持ちについて

おさらいをしたいと思います。


まず

筋肉の性格ですが

いつも自分に目を向けていて欲しい・・・

そんなさびしがり屋です。

ほめられると

俄然その気になれます。

 

 

かまわれるのが大好きで

声をかけてやると

人一倍頑張ります。

 

そしてみんなが眠っているときも

ひたすら明日の準備のために

一生懸命

自分磨きをしています。

 

こう言うと

どうしたら筋肉がつくか

イメージできませんか?


先週の横浜での相談会には

おかげ様で

2日間で53名のお客様がお見えになりました。


待ちきれず

お帰りになった皆様には

大変申し訳ありませんでしたm(_ _ )m。



お一人約15分ですが

なるべくその方に必要な情報を

的確に選んでお伝えしたつもりです。



そんな中で

筋肉のこの性格の話が一番多かった

ように思いましたので

今日のブログに書かせていただきました。



今、皆さんパソコンに向かっていますよね。

では、今から私の言うように

みなさんも一緒にやってみてくださいね。

用意はいいですか?


では・・・・

まず姿勢を正しましょう。

はい!

これで腹筋と背筋に力入りましたね。

その姿勢のまま

おへそを見てみましょう。

・・・・・・・・・


ほーら

今おなか引っ込めたでしょう?

今度は

頭の中に太ももを描いてみて・・・

・・・・・・・・・・


そして今度は

頭の中に背中を描いてみて・・・・

・・・・・・・・・・



どうですか?

ココロの中で思い描くだけで

そこにくっと力が入りませんか?

そうなんです。

筋肉って思ってあげるだけで

ちゃんと力が入るんですよ。

 

そして1日終わったら

今日使った筋肉に勝る筋肉になるために

夜の間にさらに強い筋肉になろうとします。


だから

無意識で動くことが

一番の筋力低下を招いてしまうのです。


筋肉をつけるなら

まずはそれぞれの筋肉に

意識を向けて話しかけてあげましょう。


陽ちゃんは

スポーツインストラクターですが

彼女に「どうしたら筋肉がつく?」

質問したら

こう答えてくれましたよ。


「歩いているときに

電柱から次の電柱まで・・とか決めて

太もも・・・太もも・・・

ってココロの中で歌を歌いながら

歩いてごらん。

 

 

その次は二の腕・・・二の腕・・・って。」


筋肉にはいつも

語りかけてあげることをオススメします。



最近、私の耳には

「だって

意識してもらえなかったら

頑張れないんだもん」

 

と筋肉が言っているのが

聞こえるんですよね。

 


筋肉をしっかりつけるためにはたんぱく質を

うまくエネルギーに換えることが大切です。


特にたんぱく質の代謝には

ビタミンB群が大きな役割を果たしています。

しかもビタミン・ミネラルは相互的に働くので

満遍なく摂った上で
B群に意識を向けたいものです。


2010.08.30

今週の「きらきら健康相談室」~今からマーガリン使うけど・・・~

先日出張中の横浜に

朝早くある地域包括支援センターの方から

お電話を頂戴した。




介護予防教室に来られていた方からの電話で

 

「先日聞いたお話では

マーガリンを食べたらダメだと言われたが

今からトーストを食べるので

食べていいかどうかすぐ返事してくれ」

 

と言われているとのことだった。




先日の私の講座で

「マーガリンよりバターを食べましょう」

 

言ったことにとまどっておられたようだ。




動物性の脂より植物性の油の方がいいので

マーガリンと言いたいところだが

マーガリンは本来植物性のため液体のはず。

それにわざわざ水素を添加して固形にしている。

 

ところがその際「トランス脂肪酸」が多く発生する。

心臓病のリスクが高いトランス脂肪酸は

アメリカや北欧ではもはや

禁止成分、あるいは使用制限のある成分として

扱われている。




昔マーガリンのコマーシャルを

繰り返し見ていた世代の方には

「植物性のマーガリンはカラダに良い」

というフレーズがしみこんでいるようだ。

 

 

私はいつの講座でも

お伝えしていることがある。




カラダに良いと思い込んで

食べ続けていることは不幸なこと・・・。





だけどそれを知ったから

今日から絶対に食べてはいけないということではない。





それがカラダにそういう悪影響を

及ぼすまでには

おそらく相当量召し上がらなければ

いけない量だと思う。




じゃあ。

食べていいの?悪いの?

どっち?

 

 

とイライラする方がいるかもしれないが

私はいつも思う。




知識として知ることは

本当に重要なこと。

知らないことほど悲しいことはない。




しかし、こだわりすぎると

何も食べられない。

 

 

 

同じものを食べるのでも

食べられることに対する喜び

生産者への感謝

家族の愛情など

いろいろ思いをめぐらせれば

それだけで「食材」のエネルギーは上がる。




ちゃんといつもそこまで

お話しているが

長時間の講座の中では

「恐れ」だけがクローズアップされて

インプットされるのだなと反省した。





ものごとの考え方にも

偏らない中庸をいつも目指しているが

そんな思いを今後もっと

きちんとお伝えしないと・・・と思った。

2010.08.09

今週の「きらきら健康相談室~どっちの肩が凝る?~」

今日は肩こりのお話。

 

肩こりの方って多いですよね・・・。

 

そこの肩こりのあなた。

あなたはどちらの肩が懲りますか?

 

脳への血流は

先ず心臓から左の血管を通って脳へ

 

そして右の血管を通って

また肩へ戻ってきます。




つまり左の肩が凝る人は

脳への血流が滞る虚血性タイプ

 ☆心臓から脳に血が上がりにくい

 ☆貧血や低血圧

 ☆顔が青ざめる

 ☆精神的不安感を持ちやすい

 

右の肩が凝る人は

血が脳に上りやすい充血性タイプ

 

 ☆高血圧

 ☆赤ら顔

 ☆頭は熱くて手足は冷えている





会議の時、

私が右肩が凝るのは

血が脳に上りすぎて

下がってくれないのでしょうね。





上腕の外側に

押すと痛いところがあります。

そこを手のひらで包み

3分ほどあたためると

全体の血のめぐりが良くなります。

 

やってみてくださいね。


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